寒暖差による健康リスクを軽減しましょう – 季節の変化と免疫力の影響

寒暖差に注意!自分の免疫力を高めて健康を守ろう
寒暖差の厳しい10・11月が訪れ、今年の夏は異例の暑さで、急激な気温の変化が私たちの免疫力を低下させました。その結果、ここ最近は風邪やインフルエンザが広まり、病院では多くの患者さんが受診し、咳止め薬の処方が不足しているとの報告も寄せられています。これは深刻な状況です。
暖かい夏が終わり、寒さが厳しくなる季節へ
これから少しずつ寒くなる季節は、できだけ自分自身で健康を守らなければなりません。特に風邪のウィルスやインフルエンザなどから体を防御する免疫力を高める事が大事です。
風邪やその他の健康問題に対処する「ツボ」をご紹介します。
こうした季節の変化に伴う症状は「喉の痛み」「発熱」「咳」「胃腸・胃もたれ」「鼻詰まり・鼻水」などがあります。
免疫力を高めるツボ
「風は万病のもと」拗らせると大病につながる恐れがあります。でも自分で気をつけていても知らないうちに他から風邪のウィルスをもらってしまうことがあります。
「風邪ひいたかな・・・?」と感じたら予防のために抵抗力が高いツボを刺激することが大切です。
ツボを刺激するのは指圧とお灸があります。
※指圧のやり方は痛くない程度、または痛気持ち程度で、3秒かけてゆっくりと押し、3秒かけてゆっくり離します。これを5回程度繰り返すとよいでしょう。
※お灸は薬局などで販売しているお灸を購入し火傷に気をつけて施灸してください。その際にはお皿に水を入れて使用したお灸を入れてください。
中府(ちゅうふ)

場所:鎖骨の外側の端近くの下にある「くぼみ」から指の幅2本分くらい下にあります。
効能:咳嗽、喘息、胸痛(呼吸器系)や、嘔吐、食欲不振、腹脹などの症状に効果的
風門(ふうもん)

場所:首の裏に一番大きなでっぱりのある骨から、下に数えて二つ目の突起の骨の左右外側の指幅2本分離れた位置。
効能:風邪の予防、悪化を防ぐ効果があります。
また、肩こりにも効果があります。
カイロを貼るのも効果的です。
合谷(ごうこく)

場所:手の甲側の親指と人差し指の 間で、くぼみの部分。
効能:のどの炎症やせき、声がすれ、のどつかえなど、さまざまな不調に役立つツボです。
その他頭痛や眼精疲労、口角を上げるなど色々な効能がある万能ツボになります。
咳止めに効果的なツボ
場所:手首にあるツボで、親指側の手首の付け根のくぼみにあります。
効能:発熱、せき、咽喉炎など特に風邪をひいたときに使用すると効果があります。
また嘔吐、お腹の張り、動悸、胸の痛み、不整脈など、呼吸器系から整形外科系、消化器系、循環器系と幅広い症状に効果的です。
場所:掌を上に向けた状態で、肘を曲げて出来た皺の外端から指5本分ほど指先の方向にいったところにあります。押すと風邪の時に痛みを感じます。
効能:特に咳を鎮める即効ツボとされており大変効果的なツボになります。また痔の症状ではで百会」を使用して施術すると効果的です。
鼻詰まりに効果的なツボ
場所:
・迎香:小鼻の両脇でくぼんでいるところ
・鼻通:迎香のやや上で小鼻のカーブが始まる部分
共に鼻詰まりに効果的で人指し指か中指を左右の迎香にそれぞれ当て、鼻をはさむようにしてやや上向きに10秒ほど強めに押したらパッと離す動作を5回くらい行うと効果的です。
場所:左右の眉毛の内側を結んだ中央で、触るとやや凹んでいる箇所になります。
効能:鼻水や鼻づまりなど花粉症の症状に効果的です。また、眼精疲労、頭痛、めまい、不眠、顔面神経麻痺、三叉神経痛、高血圧などにも使用するツボです。
場所:顔の真ん中の線上で、髪の生え際の中心から約2センチ上がった箇所で凹みがあります。
効能:鼻の通りの改善で、花粉症や風邪による鼻詰まりや鼻水、蓄膿症に効果的です。また、頭の血行を改善し、頭痛や頭重感、眼精疲労、めまい、顔の火照りにも効きます。さらに、寝る前に刺激するといびきの防止にも効果的です。
去痰に効果的なツボ
場所:脛(すね)の少し外側で、膝と足首のちょうど中間あたりの高さに位置します。
効能:去痰の特効穴になります。のどにからみつくような痰とか、下肢の強いむくみがの症状、水分代謝が悪化している状態を改善します。
また胃のツボでもあり胃痛や胃もたれなど消化器症状に対して効果的です。
水突(すいとつ)

場所:のどぼとけ両脇の斜め下に取ります。
効能:痰の絡みや喉の腫れに効果的です。親指と人差し指の腹で軽く軽く内方へ押し、3回ほど呼吸をしたのちに繰り返すこと5回行うと効果的です。