猫背矯正療法

猫背とは

人の体を横から見た際、首から腰にかけてS字を描いた生理的な湾曲になっていますが、その湾曲が乱れてしまい、顔が前方に出て背中が丸くなり腰が反っているような姿勢を猫背と言います。

猫背の原因

主な原因として日常生活による習慣です。

現代ではパソコンやスマホの普及により画面を長時間見ている姿勢が長くなり、背中が丸くなったり椅子の背もたれと腰の間が離れてしまい骨盤が後ろに倒れた姿勢を続けている状態だと骨を支える筋肉が固まり猫背の姿勢を保持してしまいます。

気がつくと猫背の姿勢になっているのは？

猫背の姿勢が楽だからです。

猫背の姿勢が頭や体に染み付いてしまい、記憶している状態です。一旦記憶されてしまうと自分では気が付かないので、その状態から離れる事が出来なくなります。

猫背が原因で起きる様々な症状

肩こりや首の痛みなどにつながり、ひどくなると腕の痺れや頸椎・腰椎ヘルニアの原因になります。

また猫背は胸郭が狭くなり、肋骨の動きも制限されるため呼吸が浅くなり脳に行く酸素量が減ります。
脳の酸素不足により頭がボーッとして仕事の効率も落ちます。

背中が丸くなることで顔が上がってしまい誤嚥を起こし肺炎になることもあります。

将来的に歩行が困難になる「脊柱管狭窄症」になる可能性が高くなります。以前は坐骨神経痛と言われていましたが、MRIにより詳しく症状がわかるようになり腰椎の脊柱管の脊髄を圧迫することで歩いては痛くなり休むを繰り返す「間欠性破行」をきたすことになります。

猫背による見た目のデメリット

• 元気や自信がなさそうに見える
• 身長が低く見える
• 顔のしわ・たるみが目立つ
• バストが下がる
• 太りやすくなる　など

• 姿勢が悪いことで見た目に影響が出ます。
• 背筋が伸びている人に比べ自信が無そうに見えます。
• 脊椎が湾曲することで目線が低くなり身長が縮んだ感じになります。
• 猫背によって血流やリンパの回りが悪化し顔のしわやたるみも進行する可能性があります。
• 肩甲骨や大胸筋に影響が出ることでバストが下がる事があります。
• 猫背で身体が圧迫されることで、血流の悪化で代謝が下がり代謝が低下して太りやすくなる恐れがあります。背中が曲がることで内臓を圧迫し胃腸機能が低下することで太りやすい身体につながります。

猫背のタイプはこの4パターン

施術例

50代男性

長い間腰痛/股関節痛を訴えていました。仕事は撮影や編集で長時間座っている事が多くまた、狭いところでカメラを取り付けるなどの作業をしていたようです。

50代女性　

仕事は仕分け作業や編集など。長時間同じ姿勢で作業をこなし、肩こり/腰痛が酷く座位から立ち上がる事が困難な状態でした。

40代女性主婦　

腰痛/肩こりで来院。姿勢を気にしていましたが、気がつくと猫背になっているとおっしゃっていました。また顎のたるみを気にしていたところ、姿勢が改善されたるみがなくなった症例です。

30代男性　IT関連の仕事

長時間のPC作業をこなしていました。腰痛/肩こり/頭痛/眼精疲労が酷く睡眠も浅かったようです。

姿勢が改善され症状は8割ほど消失しましたが、同様な仕事をするので継続的な施術が必要と思われます。

昭和の時代、まだパソコンやスマホがなかった時代、小学生の頃は教科書を読むときは手を前に伸ばして音読をしていました。また、食事をする時も親は子供の背筋が伸びていないと背中に物差しを背中に入れて食事をさせていたようです。昔は姿勢を正す躾が強かったように思えます。

時が過ぎ、手元になんでも調べる事ができる機械があり手放せなくなった今、日常生活において姿勢に対して厳しくなくなったような気がします。あまり姿勢について叱る人もいません。

人は年齢とともに衰えてきますが人生100年と言われる時代、体には予想もできないことが起こるかもしれません。

悪い姿勢は様々な症状を引き起こします。「まだ何とかなる」「まだ我慢できる」など、その症状を放置してしまうと治るものも完全には治らなくなり、生活や仕事に支障をきたしすことになります。

猫背によるデメリットは大変多いです。できるだけ早めの改善を目指すのがおすすめです。

姿勢が気になる方はいつでもご相談ください。

人生100年時代、「いつまでも健康で美しく」ありたいものです。

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