良性発作性頭位めまい症

良性発作性頭位めまい症
良性発作性頭位めまい症

症状

・ベッドに寝たり、ベッドから起きたりするときに30秒から1分程度の回転性めまいが起こる

・首を回したり、後ろにそらしたりするとくらっとする

・後ろに振り向いた時にも、めまいやふわふわしたりする。

・美容院でのシャンプーを行うときにも、同様の症状がおこる

このような症状がある場合、良性発作性頭位めまい症(BPPV)の可能性があります。

良性発作性頭位めまい症(BPPV)の症状は、回転性のめまい、フワフワして足元がしっかりと地面についていない、たちくらみ、ふらつきなどの症状が起こります。良性発作性頭位めまい症(BPPV)の症状は、高齢の方に良くみられます。更年期を過ぎた女性にも、良性発作性頭位めまい症(BPPV)は良く起こるのが特徴。

原因

良性発作性頭位めまい症(BPPV)の原因として考えられているのは、耳の奥にある内耳と呼ばれる部分の不調が考えられます。内耳の中には、身体の動きを感じる耳石があります。

良性発作性頭位めまい症(BPPV)では、この耳石が何らかの原因(衝撃、老化、炎症等)によってはがれ落ちます。はがれ落ちた耳石が、内耳の三半規管に入り込んでしまいます。

三半規管は、リンパ液と呼ばれる液体で満たされています。三半規管には、感覚毛と呼ばれ身体の動きを感じるセンサーがあります。身体が動きますと、リンパ液が揺れます。この揺れにより、身体の動きを判断しています。

良性発作性頭位めまい症(BPPV)の場合、三半規管に耳石が、入り込んだことが原因として考えられます。このため、身体を動かしますと、リンパ液の中を、耳石が動き続けます。身体の動きが止まっても、耳石は動き続けるのです。耳石の動きが、感覚毛を刺激します。これにより、身体は動いていないのに、身体が動いていると判断され、めまい・ふらつきの症状が出るのです。

良性発作性頭位めまい症
良性発作性頭位めまい症

女性に多い理由

良性発作性頭位めまい症(BPPV)は更年期以降の女性に多いと言われます。良性発作性頭位めまい症(BPPV)の原因である耳石は、カルシウムを含んでいます。更年期以降の女性の場合、閉経の影響などにより、骨粗しょう症が起こりやすくなります。

このため、カルシウムが不足して、良性発作性頭位めまい症(BPPV)の原因である耳石が、もろくなりやすくなります。女性は体質上、カルシウムが不足しやすくなります。

メニエール症候群との違い

良性発作性頭位めまい症と、メニエール病は、良く似た症状です。しかし、大きな違いがあります。難聴や耳鳴りの症状の有無です。

一般的に、めまい・ふらつきなどの症状だけの場合は、良性発作性頭位めまい症と診断されます。めまい・ふらつきなどの症状に加えて、耳鳴り・難聴の症状がある場合には、良性発作性頭位めまい症と診断されます。

めまい・ふらつきの症状は、内耳の三半規管のトラブルです。耳鳴り・難聴の症状は、内耳の蝸牛と呼ばれる音を感じる部分のトラブルです。このように、トラブルの原因の場所によって、良性発作性頭位めまい症と、メニエール病は、区別されます。

良性発作性頭位めまい症(BPPV)と自律神経失調症

良性発作性頭位めまい症(BPPV)の症状を、そのままにしていくと、治りにくくなります。めまい・ふらつきがきつくなり、日常生活が困難になっていきます。場合によっては、耳鳴り・難聴などの症状を、引き起こす場合も、珍しくはありません。

良性発作性頭位めまい症(BPPV)は、自律神経失調症を、引き起こすことも多いのが、特徴です。めまい・ふらつきの症状は、自律神経に大きな負担を与えます。

この結果、自律神経失調症の症状である、動悸・息苦しさ・不眠・頭痛・吐き気・不安感・イライラ・やる気のなさ・うつ症状が、出やすくなります。良性発作性頭位めまい症(BPPV)は、早急に治さなくてはならない病気です。

めまいに効くツボ

目眩に効くツボ
目眩に効くツボ 完骨 天柱

めまいに効くツボとして、耳後ろにある骨の膨らみあたりの完骨と、

後ろ髪の生え際あたりにあるくぼみにある天柱を気持ちいい程度に指で押して刺激するのも効果的です。

良性発作性頭位めまい症
良性発作性頭位めまい症から復帰!

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