〜発毛・抜け毛予防・育毛を東洋医学でアプローチ〜

(円形脱毛症・抜け毛・男性型脱毛症・女性特有の抜け毛に対する頭皮への鍼灸治療)

59歳 頭皮が柔らかくなり約2ヶ月で毛流が出来始めている

土壌を改善すると髪の毛が強くなる

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鍼灸で自然な髪と、自信を取り戻しましょう。

髪の毛が若さの秘訣

頭髪・育毛鍼灸は薬に頼らずまた副作用がなく、

自信につながる美しい髪をサポートします。

未来の髪を守る・育毛鍼灸専門

薄毛・抜け毛のサインを見逃していませんか?

日々の生活の中で、こんなお悩みはありませんか?

  • 細くて短い抜け毛が増えてきた
  • 髪にハリやコシがなくなってきた
  • 全体的にボリュームが減ってきた気がする
  • 髪の毛が以前より細くなった
  • 薄毛の進行を止めたい
  • 頭皮にかゆみがあり、フケが多くなってきた
  • 分け目が目立つようになってきた
  • シャンプー中に抜け毛が手に絡みつく
  • 髪が濡れると頭皮が透けて見えるようになった
  • 頭皮が硬くなり、動きが悪くなってきた
  • 円形脱毛症ができてしまった

これらに一つでも当てはまる方は、薄毛や脱毛の初期サインが現れている可能性があります。

特に女性の薄毛は進行が早く、気づいたときには周囲にも気づかれてしまうケースが少なくありません。だからこそ、早期の対策・治療がとても大切です。

薄毛・抜け毛が気になり始めたら、「様子を見る」のではなく、「今すぐケアを始める」ことが未来の髪を守る第一歩になります。

当院が選ばれる理由:他とは違う、本気の頭髪・育毛鍼灸

「色々な育毛法を試したけれど、なかなか効果が出ない…」「どこに行けばいいか分からない…」 そんなお悩みをお持ちではありませんか?

当院の頭髪・育毛鍼灸は、単なる頭皮ケアにとどまらない、体の中から育毛をサポートする総合的なアプローチが特徴です。他院とは一線を画す、当院ならではの強みをご紹介します。

1. 全身を整える「本質的な」育毛鍼灸

体の体調は髪の毛に及びます

「髪は体の内側を映す鏡」という言葉があるように、頭皮や髪の毛のトラブルは、多くの場合、全身の不調と深く関連しています。

一般的な育毛サロンやクリニックでは、頭皮へのアプローチが中心となりがちです。しかし当院では、頭皮への施術はもちろんのこと、全身のバランスを整える鍼灸施術を組み合わせています。

自律神経の乱れ、血行不良、消化器系の不調、ホルモンバランスの乱れなど、育毛を妨げる根本原因は一人ひとり異なります。当院の鍼灸は、これらの全身の不調を改善し、髪の毛が育ちやすい土台作りからサポートします。

「社団法人日本毛髪科学協会」の「ヘアサイエンス」にも記されているように、後頭神経や副神経といった神経の圧迫が円形脱毛症に影響を与えることもあります。肩こりを伴う方も多いですが、当院ではこうした神経系へのアプローチや、肩・首周りの緊張緩和も重視し、頭部への血流を最大限に引き出すことで、発毛力を高めます。

2. 最先端の温熱療法「インディバ」で育毛効果を促進(オプション)

インディバ温熱療法

 

当院では、鍼灸施術の効果をさらに高めるオプションとして、「インディバ温熱療法」をご利用いただけます。

インディバは、体の深部にジュール熱を発生させることで、体の中から細胞を活性化させる最先端の温熱美容機器です。

  • 血行促進: 温熱効果により、頭皮はもちろん、全身の血流が劇的に改善され、毛根への栄養供給がスムーズになります。
  • 細胞の活性化: ジュール熱が細胞レベルに働きかけ、発毛を司る毛母細胞の働きを活性化させます。
  • リラクゼーション効果: 温かく心地よい刺激は、ストレス軽減にも繋がり、自律神経のバランスを整える効果も期待できます。

鍼灸との相乗効果により、諦めていた髪の悩みに新たな光を当てます。

3. 「鍼灸師」と「毛髪診断士」二つの専門性で多角的にサポート

鍼灸師×毛髪診断士

当院の育毛鍼灸は、鍼灸師としての専門知識と技術に加え、毛髪診断士としての深い知見を融合させています。

  • 鍼灸師として: 東洋医学に基づき、お体の状態を総合的に判断し、適切なツボを選定。自律神経の調整、血行促進、免疫機能のバランス調整など、体の内側から発毛力を引き出します。特に、円形脱毛症に効果が期待される**「閻三針」**をはじめ、髪の悩みに特化した施術を行います。

  • 毛髪診断士として: 髪の構造、成長サイクル、トラブルの原因などを科学的に理解し、お客様一人ひとりの頭皮・毛髪の状態を正確に診断。円形脱毛症のタイプや爪の症状の有無、普段のヘアケアまで細かくカウンセリングし、最適な改善策をご提案します。

東洋医学と現代毛髪科学、それぞれの良い点を組み合わせることで、よりパーソナルで効果的な育毛ケアを実現します。

4. マイクロスコープ・マイクロゲージで「見える化」する納得のカウンセリング

頭皮と髪の毛をお見せします

ご自身の頭皮や髪の毛の状態を、正確に把握できていますか?

当院では、カウンセリング時に高性能マイクロスコープ・マイクロゲージを使用し、お客様ご自身の目で頭皮の状態、毛根の健康度、髪の太さなどを確認していただきます。

「毛穴の詰まりは?」「細い毛が多い?」「健康な毛は生えている?」など、普段見ることのできない部分を鮮明に映し出し、現在の状態を具体的に理解することができます。この「見える化」を通じて、施術の効果を実感しやすくなり、今後のケアへのモチベーションにも繋がります。

髪の悩みは、一人で抱え込まずにご相談ください。

当院は、これらの強みを活かし、お客様一人ひとりの髪の悩みに真摯に向き合います。 まずは、無料カウンセリングから、お気軽にご相談ください。 あなたらしい健康な髪を取り戻すための第一歩を、私たちと一緒に踏み出しましょう。

脱毛・薄毛の原因

男女ともに、薄毛や脱毛の原因は「1つ」ではなく、複数の要因が重なって進行していることがほとんどです。

✅ 【男女共通の原因】

原因 説明
加齢によるヘアサイクルの乱れ 年齢とともに成長期が短くなり、髪が細く短くなりやすくなる。
ストレス 自律神経やホルモンバランスが乱れ、血行不良や円形脱毛症を引き起こすことも。
睡眠不足 成長ホルモンの分泌が低下し、髪の再生に悪影響。
食生活の乱れ・栄養不足 髪の成分(ケラチン)合成に必要な亜鉛・鉄・たんぱく質などが不足しがち。
頭皮環境の悪化 皮脂の過剰分泌や乾燥、フケなどで毛穴が詰まり、発毛が妨げられる。
血流不足 頭皮への血流が滞ると、毛根に栄養が届かず脱毛を引き起こす。
遺伝的要素 脱毛のリスクは遺伝する傾向があり、男女ともに見られる要因。

 

✅ 【男性特有の原因】

原因 説明
AGA(男性型脱毛症) ジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンが、毛根にダメージを与え、成長期を短縮する。前頭部・頭頂部から進行。
過剰な皮脂分泌 男性ホルモンの影響で皮脂が多く分泌され、毛穴を詰まらせる。
髭剃り・ヘアスタイル習慣 頭皮を引っ張る髪型や、洗浄力の強いシャンプーが負担になることも。

 

✅ 【女性特有の原因】

原因 説明
FAGA(女性男性型脱毛症) 女性ホルモン(エストロゲン)の減少によって髪が細くなり、全体的にボリュームが減る。
更年期・閉経の影響 ホルモンバランスの大きな変化が、脱毛を引き起こすことが多い。
妊娠・出産後の脱毛(分娩後脱毛症) 出産後のホルモン急変により、一時的に髪が抜けやすくなる。
過度なダイエット・栄養不足 髪に必要な栄養が不足し、成長期が短くなる。
ヘアカラー・パーマのダメージ 頭皮や毛根へのダメージが蓄積しやすく、薄毛の一因に。

 

脱毛・薄毛が進む理由:成長期の短縮

上記の原因で脱毛・薄毛が進行しますが、特にヘアサイクルの成長期が極端に短縮され症状が進行します。

毛髪のヘアサイクルとは?

髪の毛は「ヘアサイクル(毛周期)」と呼ばれるサイクルで生え変わっています。ヘアサイクルには大きく分けて3つの期間があります。

  1. 成長期(約2〜6年)
     → 毛母細胞が活発に分裂し、髪の毛が太く長く成長します。
  2. 退行期(約2週間)
     → 毛母細胞の働きが低下し、髪の成長が止まります。
  3. 休止期(約2〜3ヶ月)
     → 髪が抜け落ちる準備をし、最終的に自然脱毛します。
ヘアサイクル

何らかの原因で成長期が短縮されてしまった場合

  • 十分に太くなる前に髪が抜けてしまう
  • 生えてくる髪が細く、短い
  • 休止期の毛が増え、ボリュームが失われる

つまり、成長期の短縮=髪の寿命が短くなるということであり、抜け毛や薄毛の進行と深く関係しています。

【施術内容について】

当院の育毛鍼灸は、「頭皮」だけでなく「全身」を整える東洋医学的アプローチで、根本から髪の土壌を整えます。

現代人の薄毛・脱毛は、頭皮だけの問題ではなく、「血流」「自律神経」「ホルモンバランス」など、身体全体の乱れが関係しています。
そこで当院では、頭皮の育毛鍼灸と全身治療を組み合わせた“総合ケア”を行っています。

🔹育毛鍼灸|施術の流れ【初回〜施術後まで】

薄毛・脱毛にお悩みの方へ
当院では、単なる「対処療法」ではなく、頭皮と身体全体を整える東洋医学的なアプローチを行っています。

①【初回】丁寧なカウンセリング(20〜30分)

まずはお悩みや生活習慣、食事、睡眠、ストレスなどについて詳しく伺います。
また、東洋医学の視点から問診をして体調を確認し、不調の根本原因を探ります。

✅「どうして自分が薄毛になるのか?」を明確にし、個別に最適な施術プランをご提案します。


② 頭皮への鍼+微弱電流刺激(仰向け・うつ伏せ)

育毛効果を高めるため、薄毛が気になる部位に直接鍼を施し、微弱な電流を流します
これにより、血流と細胞代謝が促進され、毛母細胞への栄養供給が活性化されます。


③ 全身の鍼灸治療(体質改善)

自律神経・ホルモンバランス・血行不良など、全身のバランスを整える施術も同時に行います。
東洋医学的に「肝・腎・脾」などの臓腑が関係するとされるため、
その方の体質に応じて症状に合わせた経穴(ツボ)を選択します。

✅「体の中から整えて、髪が育つ土壌をつくる」ことが当院の育毛鍼灸の特長です。


④ ダーマローラー+頭皮マッサージ

施術後、頭皮にダーマローラー(微細針刺)を使用し、コラーゲンや成長因子の分泌を促進。
その後、心地よい頭皮マッサージで血流とリラクゼーション効果を高めます。


⑤ 施術後の説明と次回予約のご提案

お身体の反応を確認し、今後の施術ペースや生活面でのアドバイスを丁寧にお伝えします。
必要に応じて 回数券(10回)やご自宅でのセルフケア指導も行います。


💡施術費用・施術時間

初回体験   通常11500円→7,750円 施術時間:約110〜120分(カウンセリング込み)

2回目以降  施術費用:11,500円  施術時間:約90分

オプション:インディバ温熱療法 3,850円 ※回数券購入の際の値引きはございません

継続し易い回数券がございます。

初回回数券は10回券 90,000円 ※1回2150円の値引きになります。最初は週1回の施術をお勧めします。
2回目以降の回数券は10回券は10%OFFになります。

「頭髪・育毛鍼灸」のご予約はLINE登録後、予約フォームから予約できます。

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✅【東洋医学的なアプローチ】

患者様一人ひとりの体質や不調を丁寧に問診し、東洋医学の理論に基づいたツボ選びで施術します。

例)もし「肝陽上亢(かんようじょうこう)」— 上半身に熱がこもる・ストレスや怒りによって気の巡りが滞りやすい—という状態があれば、「太衝(たいしょう)」「風池(ふうち)」「曲池(きょくち)」などのツボに施術し、心身のバランスを整えます。

✅【原因は人それぞれ。だからこそ丁寧な初診を】

脱毛や薄毛の原因は、生活習慣・体質・ストレス・内臓機能の乱れなど、多岐にわたります
当院では、初診時にしっかりと時間をかけて問診を行い、お身体の状態と背景を丁寧に伺います。
その上で、オーダーメイドの施術を提案いたします。

その他の薄毛・脱毛法施術と育毛鍼灸のとの比較

育毛法 メリット デメリット 育毛鍼灸との比較(特長・違い)
育毛シャンプー・トニック ・手軽に始められる
・頭皮環境の改善に有効
・発毛・育毛効果は限定的
・継続が必須
育毛鍼灸は頭皮+全身の血流改善・体質改善を図る根本施術。
内服薬(ミノキシジル・フィナステリド) ・臨床的な発毛効果あり
・AGA治療の第一選択となる場合も多い
・副作用のリスク(性機能低下、肝機能障害など)
・長期服用が前提
鍼灸は副作用が少なく自然なアプローチ。体質改善に適している。
育毛メソセラピー(注射・導入など) ・有効成分を直接頭皮に届けることができる ・費用が高い(1回2~5万円程度)
・痛みや副作用のリスク
育毛鍼灸は非侵襲的でコストパフォーマンスが良好
植毛(自毛・人工毛) ・見た目にすぐ変化が出る
・自毛植毛は定着すれば効果が持続
・高額(数十万〜数百万円)
・手術リスクや失敗例もある
育毛鍼灸は自然な毛髪環境の改善が目的で、手術のような侵襲なし。
育毛鍼灸 ・副作用が少ない
・全身の体質改善+頭皮環境改善ができる
・東洋医学的アプローチ
・即効性には乏しい
・継続が必要
−(基準として提示)
LED照射・赤外線治療 ・血行促進、細胞活性化に期待 ・効果に個人差が大きい
・継続が必要
鍼灸は内側からの血流改善+自律神経調整が可能
かつら・ウィッグ ・即効性あり
・希望のヘアスタイルにできる
・維持コストがかかる
・根本的な解決にならない
鍼灸は根本原因にアプローチする予防医療

✅ まとめ:なぜ「育毛鍼灸」が選ばれるのか?

根本から整える自然療法:副作用がなく、身体の内側から髪の育つ環境を作ることが可能です。

ストレス・ホルモン・自律神経への総合アプローチ:東洋医学の視点から、その人に合わせた施術ができる点が強み。

他の方法と併用できる:内服薬やシャンプーと併用し、相乗効果を狙うケースも多いです。

【薄毛・脱毛対策のためのセルフケアガイド】

薄毛・抜け毛に悩む方にとって、日々のセルフケアはとても重要です。ここでは、毛髪の構造や抜け毛の原因、髪の毛に必要な栄養素、控えた方がよい食品などを総合的にご紹介します。

◆ 髪の毛の構造について

毛髪は主に ケラチン(たんぱく質) という繊維状の構造でできており、毛根部分の「毛母細胞」が細胞分裂を繰り返すことで成長します。

毛髪は3層構造になっています:

  • キューティクル(外側):髪の艶や手触りに関係。
  • コルテックス(中間層):髪のハリ・コシ・色素の主成分。
  • メデュラ(中心):細毛や軟毛では存在しない場合も。

健康な髪を保つには、毛根・毛包の環境が良好であることが前提です。

◆ 毛髪が成長できずに抜けてしまう原因

  1. 毛周期(ヘアサイクル)の乱れ

    • 毛髪は「成長期 → 退行期 → 休止期 → 脱毛 → 新成長期」を繰り返します。

    • ストレスやホルモンバランスの乱れ、血流障害などにより、成長期が短くなり抜け毛が増加します。

  2. 頭皮環境の悪化

    • 皮脂詰まりや乾燥、フケ、かゆみなどにより毛根に炎症が起きると、髪の発育が阻害されます。

  3. 栄養不足

    • 特にたんぱく質、亜鉛、ビタミン類の不足は 毛母細胞の分裂低下 → 抜け毛 につながります。

  4. 過度のダイエットや睡眠不足

    • ホルモンの分泌バランスが乱れ、毛周期が不安定になります。

◆ 毛髪の育成に必要な栄養素

◉ アミノ酸(髪の主成分ケラチンの材料)

  • 含硫アミノ酸(システイン、メチオニンなど)が特に重要

  • 食品例:卵、大豆、魚、鶏肉

◉ ミネラル類

  • 亜鉛:たんぱく質合成と毛母細胞の活性に関与

  • 鉄分:頭皮への酸素供給に必要

  • 食品例:牡蠣、レバー、納豆、小松菜、赤身の肉

◉ ビタミン類

  • ビタミンB群(特にB2、B6、B7):細胞代謝・脂質代謝を助ける

  • ビタミンC:コラーゲン合成、鉄の吸収を促進

  • ビタミンE:血流改善、毛細血管を健やかに保つ

  • 食品例:緑黄色野菜、ナッツ類、果物、胚芽米


◆ 毛髪のために控えた方が良い食品・習慣

▪ 塩分(ナトリウム)の過剰摂取

  • 血管収縮を招き、頭皮の血行を悪化させる原因に。

▪ カフェイン

  • 利尿作用によって栄養素(特にミネラル)の排出が早まることがある。

▪ アルコール

  • 肝機能に負担をかけ、亜鉛などの吸収を阻害する。

▪ 喫煙(タバコ)

  • 血管収縮作用があり、頭皮の毛細血管の血流低下を招く。

▪ 甘いもの・脂っこいもの

  • 皮脂分泌が過剰になり、毛穴詰まりや炎症のリスクが上がる。

◆セルフケアとプロケアの両立が理想的

薄毛・脱毛の改善には、 食事・生活習慣・睡眠・ストレス対策 などのセルフケアと、専門的な施術(育毛鍼灸など)を組み合わせることが理想です。

鍼灸による血流改善・自律神経調整・ホルモンバランスの正常化は、セルフケアではカバーしきれない深層にアプローチできます。

【円形脱毛症でお悩みの方へ:毛髪診断士・鍼灸師による総合アプローチ】

◆ 円形脱毛症とは

円形脱毛症は、ある日突然、円形や楕円形に髪の毛が抜け落ちる自己免疫疾患です。老若男女問わず発症し、一つの小さな脱毛から頭部全体、さらには全身の毛が抜ける汎発性脱毛症に至るまで、その症状は多岐にわたります。精神的なストレスが引き金となることもありますが、根本的な原因は免疫系の異常にあると考えられています。

円形脱毛症

◆ 円形脱毛症の主な原因

私たちの体には、外部からの異物(ウイルスや細菌など)を攻撃し、体を守る免疫システムが備わっています。しかし、自己免疫疾患である円形脱毛症では、この免疫システムが誤って自身の毛根を異物と認識し、攻撃してしまうことで炎症が起き、毛が抜けてしまいます。

「社団法人日本毛髪科学協会」の著書「ヘアサイエンス」にも記されているように、この自己免疫反応には、特にTリンパ球という免疫細胞が深く関与していることが分かっています。毛根を攻撃するサイトカインという物質が産生され、毛周期(髪の成長サイクル)が乱れ、成長期にある髪の毛が抜けてしまうのです。

原因 詳細説明
自己免疫異常 本来外敵から体を守るはずの免疫が、自身の毛包(毛根周囲)を攻撃する。
精神的ストレス 強いストレスにより自律神経・免疫・ホルモンのバランスが乱れ、発症の引き金になることがある。
遺伝的要因 家族に同様の症状があるケースでは、遺伝的な体質の影響が考えられる。
ホルモンバランスの乱れ 特に女性では産後や更年期にホルモンの急変動が影響する場合がある。
その他(アトピー性皮膚炎など) アレルギー体質、甲状腺疾患などの基礎疾患が関係していることも。

◆円形脱毛症の様々な型と、意外と知られていない爪の症状

円形脱毛症には、その症状の広がり方によっていくつかの型があります。

  • 単発型: 脱毛斑が1箇所のみ。
  • 多発型: 脱毛斑が複数箇所に及ぶもの。
  • 蛇行型: 生え際や側頭部に沿って帯状に脱毛が進行するもの。
  • 全頭型: 頭部全体の髪の毛が抜けてしまうもの。
  • 汎発型: 頭髪だけでなく、眉毛、まつ毛、体毛など全身の毛が抜けてしまうもの。

ご自身の症状がどの型に当てはまるかによって、治療のアプローチも変わってきます。

また、円形脱毛症は髪の毛だけでなく、爪にも症状が現れることがあります。これは、髪の毛と爪が同じケラチンというタンパク質で構成され、発生学的に類似しているため、免疫系の異常が爪にも影響を及ぼすことがあるからです。

具体的な爪の症状としては、以下のようなものが見られます。

  • 点状陥凹(てんじょうかんおう): 爪の表面に小さな点状のへこみができる。
  • 横溝(おうこう): 爪に横方向の溝ができる。
  • 縦線条(じゅうせんじょう): 爪に縦方向の筋ができる。
  • 爪甲剥離(そうこうはくり): 爪が爪床から浮き上がって剥がれる。
  • 爪の混濁や変色: 爪が白っぽく濁ったり、色が変化したりする。
  • 爪の脆弱化: 爪が薄くなったり、割れやすくなったりする。

これらの爪の症状は、円形脱毛症が活動期にあることのサインである場合もあります。爪の異常に気づかれた場合も、ぜひご相談ください。

下記の写真は円形脱毛症に伴う爪の異常「点状陥凹」になります。

点状陥凹の症状

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◆ 鍼灸療法が円形脱毛症に効果的な理由

🔶 1. 自律神経の調整

円形脱毛症の大きな原因のひとつが自律神経の乱れです。鍼灸は、交感神経と副交感神経のバランスを整え、リラックスした状態へ導きます。これにより、過剰な免疫反応やホルモンの乱れを鎮める効果が期待できます。

🔶 2. 局所の血流促進

脱毛部分の頭皮は、血流が低下しているケースが多く見られます。鍼刺激や温熱刺激により、頭皮の血流改善が促され、毛母細胞への栄養供給が活発化します。

🔶 3. 免疫バランスの正常化

鍼灸は、Th1/Th2の免疫バランスを調整する作用があるとされ、過剰な免疫活動による毛包攻撃を抑える一助となります。

🔶 4. 全身的な体調改善

東洋医学では、円形脱毛症の背景にある体の「虚」(エネルギー不足)や「瘀血」(血行不良)を整えることで、根本的な回復を目指します。肝・腎・脾のバランスを整えることが、育毛環境の回復に繋がると考えます。

東洋医学から見た円形脱毛症:神経・ツボ・関連症状へのアプローチ

東洋医学では、円形脱毛症は単なる皮膚の病気ではなく、心身のバランスの乱れが髪の毛の健康に影響を及ぼしていると考えます。特に、ストレスや自律神経の乱れは、気血の流れを滞らせ、毛根への栄養供給を阻害するとされています。

「ヘアサイエンス」でも言及されているように、毛髪は神経系と密接な関係があります。特に後頭神経(大後頭神経、小後頭神経)や副神経といった、頭部や首周りの神経が円形脱毛症の発症や経過に関連すると考えられています。

実際に、円形脱毛症の患者様の中には、これらの**後頭神経を圧迫すると痛む(圧痛)**方が多くいらっしゃいます。また、約50%の方が肩こりを伴っているというデータもあり、首や肩周りの筋肉の緊張が神経を圧迫し、血行不良や免疫機能の乱れに繋がっている可能性が示唆されます。

鍼灸施術では、この神経の働きに着目し、神経上に位置、または神経と深く関連するツボを使用することで、毛根への血流改善や免疫機能の調整を目指します。同時に、後頭神経や副神経の緊張を和らげ、それに伴う頭痛や肩こりなどの症状も改善することで、全身のバランスを整え、発毛しやすい環境を築きます。

閻三針(えんさんしん)による円形脱毛症への効果的なアプローチ

 

当院では、特に円形脱毛症への効果が期待される**「閻三針(えんさんしん)」**という特殊な鍼灸施術を取り入れています。閻三針は、中国伝統医学に基づいた施術法で、特定の部位に集中的に鍼を施すことで、円形脱毛症の改善に高い効果が期待できるとされています。

閻三針で使用する主なツボ

閻三針では、特に以下の3つのツボが重要になります。

① 生髪(しょうはつ)

  • 場所: 後ろ髪の生え際にある「風府(ふうふ)」と、その両脇にある「風池(ふうち)」というツボを結んだ線のちょうど真ん中です。

  • 特徴: まさに「髪を生やす」という名前の通り、発毛をサポートするツボです。

② 防老(ぼうろう)

  • 場所: 頭のてっぺんにある「百会(ひゃくえ)」というツボの、少し後ろ(約2cm)に位置します。

  • 施術のポイント: 鍼を斜め前方に向かって、頭皮と平行になるように浅く刺します。鍼が「ズーン」と広がるような感覚(得気)があるかを確認することで、より効果を高めます。

③ 健脳(けんのう)

  • 場所: 「風池(ふうち)」というツボから、さらに少し下(約1.5cm)に位置します。

  • 施術のポイント: 鍼を下に向けて、約3mmと非常に浅く刺入します。このツボは頭皮の中にあり、正確な位置に鍼をすることで最大の効果が得られます。

精神的ストレスへのアプローチ:四神総(ししんそう)も活用

円形脱毛症は精神的なストレスと深く関わることが多いため、閻三針に加えて**「四神総(ししんそう)」**というツボも併用します。

  • 場所: 頭のてっぺんの「百会」ツボを中心に、前後左右それぞれ約2cmのところに位置する4つのツボです。

  • 特徴: これらのツボを刺激することで、精神的なストレスの緩和に高い効果が期待でき、心身両面から発毛をサポートします。

脱毛箇所への直接アプローチと閻三針が円形脱毛症に効果的な根拠

円形脱毛症の患部に対しては、脱毛部分の周囲から中心部に向かって、鍼を皮膚に沿わせるように真横に浅く刺入します。

これにより、脱毛部位の血行を直接的に促進し、毛根の活性化を促します。

これらの閻三針を含む鍼灸施術が円形脱毛症に効果的である主な根拠は以下の通りです。

  1. 血流促進と栄養供給の改善: 鍼刺激によって頭皮全体の血行が促進され、毛根に必要な酸素や栄養素がより効率的に供給されます。これにより、毛母細胞の活性化が促され、発毛・育毛に寄与します。特に、後頭神経や副神経の緊張緩和により、首や頭部への血流が改善されます。

  2. 炎症反応の抑制: 円形脱毛症は毛根への自己免疫攻撃による炎症が原因です。鍼刺激は、局所的な炎症を抑える働きを持つ物質の放出を促し、過剰な免疫反応を鎮静化させることが期待できます。これにより、毛根へのダメージを軽減し、脱毛の進行を食い止めます。

  3. 自律神経の調整とストレス緩和: ストレスや精神的な要因は、自律神経の乱れを通じて円形脱毛症の発症・悪化に関与します。鍼灸は自律神経のバランスを整え、特に副交感神経を優位にすることで心身のリラックスを促します。後頭神経や副神経の緊張緩和は、ストレスによる神経系の興奮を鎮め、免疫系の乱れを改善へと導きます。

  4. 毛母細胞の活性化と毛周期の正常化: 鍼刺激は、直接的または間接的に毛母細胞に働きかけ、その分裂・増殖を促す可能性があります。また、乱れた毛周期を正常なサイクルに戻すことで、健康な髪の成長をサポートします。

これらの複合的な作用により、閻三針は円形脱毛症の症状改善に大きな効果を発揮すると考えられます。

当院のアプローチ:毛髪診断士・鍼灸師として

当院では、まず毛髪診断士として、お客様の頭皮・毛髪の状態に加え、爪の症状の有無や状態、さらには後頭神経の圧痛や肩こりなどの関連症状も詳細に分析し、円形脱毛症の型や進行度を正確に把握します。その上で、鍼灸師として、東洋医学の観点からお客様の体質や心身の状態を総合的に判断し、最適な施術プランをご提案いたします。

鍼灸施術では、上記で述べた神経とツボへのアプローチ、そして特に効果が期待できる閻三針を組み合わせ、お客様一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術を行います。また、日常生活でのケアや食事、ストレス管理についてもアドバイスさせていただき、内側と外側からの総合的なアプローチで、お客様の円形脱毛症の改善をサポートいたします。

おわりに

円形脱毛症は、見た目の問題だけでなく、精神的な負担も大きい疾患です。

しかし、適切なアプローチと継続的なケアで改善が期待できます。一人で悩まず、ぜひ一度当院にご相談ください。

毛髪診断士・鍼灸師として、お客様の笑顔を取り戻すため、全力でサポートさせていただきます。

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💬 よくあるご質問(Q&A)

❓鍼灸って痛いですか?

A:
鍼灸で使用する鍼は、髪の毛ほどの極細タイプ。多くの方が「思ったより痛くない」と驚かれます。
痛みを感じても「チクッ」とする程度で、リラックスして眠ってしまう方もいるほどです。

❓どれくらいの頻度で通えば育毛効果が出ますか?

A:
初期は週1回のペースで2〜3ヶ月通っていただくのが理想的です。
その後は体質の改善度に合わせて、2週に1回→月1回へと間隔を調整します。
※育毛はどの治療でも「すぐ効果が出る」ものではなく、最低3ヶ月以上の継続が必要です

❓育毛効果が出るまでにはどれくらいの期間が必要ですか?

A:
髪の毛には「毛周期(ヘアサイクル)」と呼ばれる、成長期・退行期・休止期のサイクルがあります。
この毛周期は1本ごとに4〜6年のスパンで動いており、その中でも成長期の期間を伸ばすことが育毛成功のカギになります。

そのため、どの治療法でも早くて3ヶ月、平均で4〜6ヶ月以上の継続が必要とされます。
しかし本質的には、根本的な体質改善によって髪の土台を整えるには、12ヶ月=1年間のケアが理想的です。

鍼灸では、頭皮への施術だけでなく、ホルモンバランス・自律神経・血流など身体の内側からの原因にアプローチするため、「髪が育ちやすい体質」へと導くことができます
これは一時的な効果ではなく、再発しづらい“根本的な育毛”を目指すためのステップです。

◆薄毛・脱毛の治療は、「髪」だけでなく「人生」を変える第一歩です

薄毛や脱毛の悩みは、見た目の変化だけでなく、自信の喪失・人目のストレス・将来への不安など、心にも大きな影響を与えるものです。

しかし、治療によって髪の健康を取り戻すことは、
✅ 鏡を見るのが楽しみになる
✅ 外出時の帽子やスタイリングのストレスから解放される
✅ 人の目を気にせず堂々と人と接することができる
✅ パートナー探しや結婚に向けて前向きな気持ちになれる
✅ 仕事やプライベートにも自信を持って取り組める

といったように、人生そのものの質(QOL)を大きく高める可能性を秘めています。

髪は「外見の印象」を大きく左右する大切な要素です。
そして同時に、**自分らしく生きるための“心の支え”**にもなります。

髪のことで悩んでいるなら、ぜひ一歩を踏み出してみてください。
当院は患者様の人生をより前向きに変えるサポートを全力でさせていただきます。

いつまでも健康で美しく

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