第6章 “遺伝だから…”と諦める前に。今からできる育毛の備え

「うちは親も祖父も薄毛だったから、もう自分もそうなる運命だと思ってるんです」
そんな声を、実際に鍼灸院でもたびたび耳にします。
確かに、「薄毛の遺伝」は医学的にも一部立証されています。
けれど、“遺伝=確定”ではありません。
むしろ、“遺伝的にリスクがあるなら、早めのケアでカバーできる”というのが、今の育毛医療・東洋医学の共通認識です。

🧬 遺伝で「薄毛になりやすい体質」はある
近年の研究で、男性型脱毛症(AGA)には母方のX染色体上にある特定の遺伝子が関係しているとされ、
また女性においても、ホルモンバランスの影響を受けやすい体質が遺伝することがわかっています。
でもそれは、
- ストレス
- 睡眠
- 食生活
- ホルモン
- 環境
- 血流・代謝
といった日常的なケアで大きく左右されるという点もまた、重要な事実です。

🕊「遺伝に備える」という選択肢
東洋医学では、遺伝的要素=先天的な体質(精・腎)と捉えます。
それに対して、日々の生活や施術で整える部分を「後天的」と言います。
つまり、
🧬 “先天”の弱さを、“後天”の強さでカバーする
――これこそが、鍼灸や生活養生でできる“遺伝への備え”です。
たとえば、次のような方法があります:
✔ 腎のエネルギー(腎精)を補う食事と習慣
・黒ごま、黒豆、山芋、くるみなどの“腎を補う食材”
・早寝早起き、過度な性疲労を避ける、冷えを防ぐなどの養生法
✔ 精神ストレスのコントロール
・ストレスによる「気滞(きたい)」は、頭皮の血流も妨げます
・呼吸法や軽い運動、趣味の時間を意識的に取る
✔ 鍼灸による全身と頭皮のWケア
・体質改善と頭皮血流の促進を同時に行う
・定期的な施術で、体の反応力・回復力そのものを上げておく
🧭「遺伝だから何もしない」より、「遺伝だからこそ今動く」
ある日突然、抜け毛の量が急に増えた。
地肌が透けて見えるようになった。
そう感じたときには、体の中ではすでに数か月前から変化が起きていた可能性があります。
だからこそ――
「今はまだ大丈夫だけど、将来が不安」
そんな“未病”の段階での行動こそが、髪の未来を守ってくれます。
☘ 髪の予防医学、始めませんか?
東洋医学には「治未病(ちみびょう)」という考え方があります。
これは、「病気になる前に防ぐ」こと。
髪もまさに同じで、抜け始めてから慌てるのではなく、“抜ける前から守る”という意識が、何よりも大切なのです。
鍼灸院では、あなたの体質や状態を丁寧に診たうえで、最適な施術とケア方法をご提案できます。
遺伝という言葉に縛られず、“自分の髪の可能性”を信じてみませんか?

🔜 次回のテーマは…
いよいよ最終章。
「でも、育毛って何から始めればいいの?」
そんな方のために、具体的な育毛のステップと、それぞれの方法のメリット・デメリットをしっかり整理してご紹介します。
あなたに合う、無理のない育毛の第一歩を一緒に見つけましょう。
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