内転筋
内転筋
歩行していると足がやや外に開いて「ガニ股状」で歩いていたり、椅子に座っていると膝が開いていることがありませんか?
それは「内転筋」の筋力が弱くなっていることも原因の一つです。
内転筋が衰えることで腰痛や股関節周り、膝の痛みの原因になります
内転筋とは太腿の内側にある筋肉群で
恥骨筋・大内転筋。長内転筋・短内転筋・薄筋で構成されています。
主な働きとして股関節の内転という作用のとおり、足を閉じる、内側に寄せる役割です。
内転筋を鍛えることで得られるメリットとして
①座っている姿勢で足が開かない
②真っ直ぐな足になる
③骨盤の固定や姿勢の維持や安定した歩行
などメリットが一杯です。
私たちは気がつくと座っている時に膝と膝が開いてしまうことがあると思います。
そのために足を組んでしまう・・・女性に多いと思われますが、足を組むことのデメリットとして
①股関節の動きが悪くなる→腰やひざを痛めてしまう。
②骨盤が正しい角度からズレる→お尻が垂れてくる。
③足を踏ん張って立つ→脚が太くなる。
などが挙げられます。
内転筋の筋力が衰えることで、O脚になり膝の関節を痛めてしまい、将来的に変形性膝関節症のもなりかねません。
それでは内転筋を鍛えるにはどうすれば良いのか?
ネットで調べるとたくさんのトレーニング方法が出てきます。
自分ができるトレーニングを選んで習慣づけると良いと思いますが、結構ハードなトレーニングは長続きしないかも知れません。
でも、身近のものを使って継続的に内転筋を鍛える事が出来ます。
たとえばテニスボール。
普段自宅で椅子に座っている時に膝にテニスボールを挟んで3〜5分キープします。1日3〜5回行ってください。
歩く際に歩道で白線を見つけたらその白線の上を歩く。モデルの方達が歩く「モンローウォーキング」のような歩き方です。足を内側に寄せる歩行は内転筋の筋力をキープし骨盤の安定につながります。
※ただし周りの人とぶつからないように気をつけてください。
「ボール挟み」と「線状歩行」であれば普段の生活の中でも無理なく取り入れることができると思います。
内転筋を鍛える事で外転筋とのバランスが保たれ、姿勢、O脚、腰痛、股関節痛などの予防になり、将来的に転倒などによる大怪我などをしなくなる体になります。
腰痛や膝痛の軽減に是非取り入れてみてください。