上の図は症状が治るまでの過程になります。

青いラインは1回目に身体の改善が見られ、2回目にはさらに快適な状態が数日間続くようになり、3回目では1週間くらい続くようになり症状が回復していきます。

赤いラインは施術を受けて良くなり、自己判断をして施術を受けなくなり、痛みが再発した際に、来院を繰り返すパターンになります。

赤いラインの場合はいつまで経っても痛みは引かず回復しません。

また、回復するパターンも全て同じとは限りません。

パターン1:若くて運動習慣がある方は施術の効果が著明に出ることがあります。捻挫や打撲、骨折なども20%ほど早く治る場合があります。

 

パターン2:通常はある程度回復しますが、一時的に停滞する状況になることがあります。回復には「停滞」と「回復」を繰り返すことがあります。「停滞」の際に施術を離脱する方がいますが、施術初回より確実に良くなっているのでもう少しで訪れる成長期のためにも頑張りましょう。

パターン3:このパターンは症状の重い方や高齢者などが該当します。

何ヶ月も施術を受けていても回復した感じがしないと思う方多いケースです。

このパターンは何年間も症状に苦しんでいる方や高齢者は、脳レベルで症状が身体に固定化し記憶しています。身体が悪い状態が脳にとっては自然な状態(=常なる状態)なので、鍼灸などの施術により外から刺激を与えたところでなかなか変化しません。

しかし、重要なことは繰り返し何度も何度も習慣化して同じ施術を行うことで固定化した症状に変化が訪れます。ご本人さんの実感では症状が変わってないとしても、繰り返し施術をするうちに身体には良い変化は出ているはずです。

例えば「痛みはまだ残っているけど、体の動きは動きやすく軽くなっている」というような感じです。

本人にとってはこのような変化はまだ物足りないと思うかもしれませんが、確実に回復している状況なの諦めずに継続することが大事です。